谷崎潤一郎 『青春物語』 私の十八九歳から二十四五歳に至る六七年間は、実に此の暗澹たる危惧の時代であつた。 その頃は法科万能の時だつたから、私は最初、将来の生活の点を顧慮して英法科に這入つた。 しかし一高から大学へ移る時に、全く背水の陣を敷くつもりで文科へ転じた。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア