例の「スバル」に載つた北原白秋君の詩、「夏の日の亀清に、歌沢の云々………」と云ふ文句にケチをつけたのも、たしかわれ/\三人であつた。
われ/\は、芝浜館から船を出して、木村が櫓を漕いで、お台場の方へ出かけて行つたその船の中で、「あの『亀清』と云ふのは変だ」と云ひ出した。
「亀清と云へば宴会屋だ、あんなところで歌沢の爪弾きを聴くなんて、練兵場の真ん中で植木鉢を眺めるやうなもんだ」と、とう/\後藤が六号記事にその悪口を書いたので、「スバル」の方でそれが問題になつたりした。
例の「スバル」に載つた北原白秋君の詩、「夏の日の亀清に、歌沢の云々………」と云ふ文句にケチをつけたのも、たしかわれ/\三人であつた。
われ/\は、芝浜館から船を出して、木村が櫓を漕いで、お台場の方へ出かけて行つたその船の中で、「あの『亀清』と云ふのは変だ」と云ひ出した。
「亀清と云へば宴会屋だ、あんなところで歌沢の爪弾きを聴くなんて、練兵場の真ん中で植木鉢を眺めるやうなもんだ」と、とう/\後藤が六号記事にその悪口を書いたので、「スバル」の方でそれが問題になつたりした。