「泉は酔ふと此の調子で、何も分らなくなつちまふんでね」と、秋声氏は気の毒さうに執り成された。
私は此の二人の大作家に会つた勢ひで、又瀧田君を促して、今度は内田魯庵翁に盃を貰ひに行つた。
翁は恐らく当夜の参会者中、文壇方面に於ける第一の老大家、横綱格の大先輩だつたであらう。
「泉は酔ふと此の調子で、何も分らなくなつちまふんでね」と、秋声氏は気の毒さうに執り成された。
私は此の二人の大作家に会つた勢ひで、又瀧田君を促して、今度は内田魯庵翁に盃を貰ひに行つた。
翁は恐らく当夜の参会者中、文壇方面に於ける第一の老大家、横綱格の大先輩だつたであらう。