後に述べるが如く、氏は此の性質のために私との関係以外にもいろ/\な損をしてゐるのである。
私は、大家振るのが癪に触るなら面と向つてなぜ云はないのだ、蔭で悪口を云ふなんて卑怯だと思つたが、氏が堂々と私の前でそれを云ひ出す勇気のないことも見抜いてゐた。
要するに私は、そんな婦女的感情は蹂みにじつてやれと云ふ腹だつた。
後に述べるが如く、氏は此の性質のために私との関係以外にもいろ/\な損をしてゐるのである。
私は、大家振るのが癪に触るなら面と向つてなぜ云はないのだ、蔭で悪口を云ふなんて卑怯だと思つたが、氏が堂々と私の前でそれを云ひ出す勇気のないことも見抜いてゐた。
要するに私は、そんな婦女的感情は蹂みにじつてやれと云ふ腹だつた。