谷崎潤一郎 『青春物語』 到る所に仏師の住居の見えるのも、私には珍しくなつかしかつた。 市区改正で、電車路を取拡げてゐる四条の大通を横切ると、程なく三条の御幸町角の新聞社へ着く。 新聞社と云つても、日本造りの古びた建物で、森閑とした二階の応接間へ通される。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア