東京にゐても夕方になるとそは/\して無上に茶屋酒が恋ひしくなると云ふ年頃の二人が、パンの会以来久し振りに旅先で落ち合つたのだから溜らない。
互に相棒が見付かつたので、「待つてゐました」とばかり早速その晩からつるんで出かけた。
尤も幹彦君の方が一日の長がある訳で、此方へ来てから知り合ひになつた三条萬屋の若主人の金子さん、その他二三の人々を案内役に誘ひ出して、最初に花見小路の「菊水」へ行つて晩飯を食つた。
東京にゐても夕方になるとそは/\して無上に茶屋酒が恋ひしくなると云ふ年頃の二人が、パンの会以来久し振りに旅先で落ち合つたのだから溜らない。
互に相棒が見付かつたので、「待つてゐました」とばかり早速その晩からつるんで出かけた。
尤も幹彦君の方が一日の長がある訳で、此方へ来てから知り合ひになつた三条萬屋の若主人の金子さん、その他二三の人々を案内役に誘ひ出して、最初に花見小路の「菊水」へ行つて晩飯を食つた。