長田君も私も、心置きなく頂戴して、八時ごろにお暇を告げた。
と、「日記」にはかうあるが、「心置きなく頂戴」したかどうかは怪しい。
幹彦君も私も当時は斗酒なほ辞せずの時代で、いくら飲んでも従容として膝を崩さないのを誇りとしてゐた頃であるから、酒は存分に戴いたけれども、引き締めるところはきつと引き締めて、その日も矢張謹んで拝聴してゐるばかりであつた。
長田君も私も、心置きなく頂戴して、八時ごろにお暇を告げた。
と、「日記」にはかうあるが、「心置きなく頂戴」したかどうかは怪しい。
幹彦君も私も当時は斗酒なほ辞せずの時代で、いくら飲んでも従容として膝を崩さないのを誇りとしてゐた頃であるから、酒は存分に戴いたけれども、引き締めるところはきつと引き締めて、その日も矢張謹んで拝聴してゐるばかりであつた。