それは先生が煙つたいとかギゴチないとか云ふよりも、たゞもう無意味な怠け癖の結果であつた。
もうその時分われ/\は骨の髄まで茶屋酒に入り浸つて、体も心もだらけ切つてゐたので、とても御神輿を上げる気力がなかつた。
そしてしまひには至る所に借金が出来、這ふ/\の体で東京へ逃げ帰つたものだが、その際にも御礼状一つ差し上げなかつたのは、差し上げるのを忘れたのではなく、今更手紙の書きやうもなかつたからだつた。
それは先生が煙つたいとかギゴチないとか云ふよりも、たゞもう無意味な怠け癖の結果であつた。
もうその時分われ/\は骨の髄まで茶屋酒に入り浸つて、体も心もだらけ切つてゐたので、とても御神輿を上げる気力がなかつた。
そしてしまひには至る所に借金が出来、這ふ/\の体で東京へ逃げ帰つたものだが、その際にも御礼状一つ差し上げなかつたのは、差し上げるのを忘れたのではなく、今更手紙の書きやうもなかつたからだつた。