さう考へるのが私の己惚れであるならいゝが、もし少しでも先生にそんな気持を持たせたとすれば、われ/\の罪は甚だ浅くないやうに感ずる。
が、また飜つて思ふに、先生には重々相済まなかつたけれども、若い時代にはあのくらゐな無鉄砲さがあつて然るべきだ。
幹彦君にしろ私にしろ、あの年頃から先輩の鼻息を窺つたり機嫌気褄を取つたりするやうな意気地なしでは仕方がない。
さう考へるのが私の己惚れであるならいゝが、もし少しでも先生にそんな気持を持たせたとすれば、われ/\の罪は甚だ浅くないやうに感ずる。
が、また飜つて思ふに、先生には重々相済まなかつたけれども、若い時代にはあのくらゐな無鉄砲さがあつて然るべきだ。
幹彦君にしろ私にしろ、あの年頃から先輩の鼻息を窺つたり機嫌気褄を取つたりするやうな意気地なしでは仕方がない。