鎌倉などは二た月もかゝつて、毎日々々長谷の親類の別荘から弁当を腰にぶら下げ、真夏の炎天を物ともせず調査に出かけて残る隈なく跋渉し尽した。
然るに、いつの間にか不精の虫が体内に巣を喰つて『くたびれる』と云ふ事を、屡〻感じるやうになつた。
奈良を一日見物してさへ、股擦れが出来る位無上に太つて了つて、智恩院の石段を上るのがやう/\の仕事である。
鎌倉などは二た月もかゝつて、毎日々々長谷の親類の別荘から弁当を腰にぶら下げ、真夏の炎天を物ともせず調査に出かけて残る隈なく跋渉し尽した。
然るに、いつの間にか不精の虫が体内に巣を喰つて『くたびれる』と云ふ事を、屡〻感じるやうになつた。
奈良を一日見物してさへ、股擦れが出来る位無上に太つて了つて、智恩院の石段を上るのがやう/\の仕事である。