谷崎潤一郎 『青春物語』 奈良を一日見物してさへ、股擦れが出来る位無上に太つて了つて、智恩院の石段を上るのがやう/\の仕事である。 働く前から体も心もくたびれて居て、くたびれるのが商売のやうになつた。 顔を洗ひ飯を食ひ、風呂に這入るだけでもなか/\億劫のやうに感じられる。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア