私は三笠山を下から見上げた時に、あのつる/\した、木の一本もない山が、くるめくやうな日光の中に聳えてゐるのがへんに薄気味悪かつた。
もう見たゞけでウンザリして、登つたら嘸疲れるだらうなあと思つたきりだつた。
そして宿屋へ着いた時は十里も十五里も歩いたやうにくたびれてゐた。
私は三笠山を下から見上げた時に、あのつる/\した、木の一本もない山が、くるめくやうな日光の中に聳えてゐるのがへんに薄気味悪かつた。
もう見たゞけでウンザリして、登つたら嘸疲れるだらうなあと思つたきりだつた。
そして宿屋へ着いた時は十里も十五里も歩いたやうにくたびれてゐた。