もう見たゞけでウンザリして、登つたら嘸疲れるだらうなあと思つたきりだつた。
そして宿屋へ着いた時は十里も十五里も歩いたやうにくたびれてゐた。
そんな風だから、五月の末頃からは昼間は殆ど外出したことがなく、大きな太鼓腹を持て扱ひながらごろ/\寝ころんでばかり暮らして、夕方になると、先斗町の川附きのお茶屋へ出かけて行く。
もう見たゞけでウンザリして、登つたら嘸疲れるだらうなあと思つたきりだつた。
そして宿屋へ着いた時は十里も十五里も歩いたやうにくたびれてゐた。
そんな風だから、五月の末頃からは昼間は殆ど外出したことがなく、大きな太鼓腹を持て扱ひながらごろ/\寝ころんでばかり暮らして、夕方になると、先斗町の川附きのお茶屋へ出かけて行く。