四月の末にはもう単衣羽織、単衣帯、麦藁帽子さへ被る者がある。
実際に又、それだけ気候が暑いのである。
私は土地の人が絽の羽織を着る時分になつてから、たまりかねて東京へ手紙を出し、綴れの単衣帯と夏羽織とを偕楽園から送つて貰つたが、着物と襦袢とは最後まで着た切り雀であつた。
四月の末にはもう単衣羽織、単衣帯、麦藁帽子さへ被る者がある。
実際に又、それだけ気候が暑いのである。
私は土地の人が絽の羽織を着る時分になつてから、たまりかねて東京へ手紙を出し、綴れの単衣帯と夏羽織とを偕楽園から送つて貰つたが、着物と襦袢とは最後まで着た切り雀であつた。