私は、幹彦君が習ひ立ての京都弁で藝者としやべつてゐるのを聞くと、ムカムカとしてこんなことを云ひたくなつた。
そして幹彦君への面あてに、此方はわざと鉄火な言葉使ひをした。
未だに覚えてゐることだが、酒の後で飯になる時、幹彦君はきつと「ぶぶ漬けをおくれやす」と云ふ。
私は、幹彦君が習ひ立ての京都弁で藝者としやべつてゐるのを聞くと、ムカムカとしてこんなことを云ひたくなつた。
そして幹彦君への面あてに、此方はわざと鉄火な言葉使ひをした。
未だに覚えてゐることだが、酒の後で飯になる時、幹彦君はきつと「ぶぶ漬けをおくれやす」と云ふ。