谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のおんな』 「ふうん、―――」 幼い時から母親に甘える癖がついているのが、この歳になってもまだ抜け切れない庄造は、だだッ児のように鼻の孔を膨らがして、さも面白くなさそうに云った。 「―――お母さん福子のこと云うたら、味方ばっかりするねんなあ。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア