母親が早く亡くなったせいもあるのだろうが、女学校を二年の途中で止めさせられたか、勝手に止めてしまったかしてから、さっぱり尻が落ち着かない。
家出をしたことも二度ぐらいあって、神戸の新聞に素ッ葉抜かれたりしたものだから、縁付けようと思っても中々貰い手がなかったし、自分も窮屈な家庭などへは行きたくない。
そんなこんなで、何とか早く身を固めさせなければと、父親が焦っている事情に眼を付けたのがおりんであった。
母親が早く亡くなったせいもあるのだろうが、女学校を二年の途中で止めさせられたか、勝手に止めてしまったかしてから、さっぱり尻が落ち着かない。
家出をしたことも二度ぐらいあって、神戸の新聞に素ッ葉抜かれたりしたものだから、縁付けようと思っても中々貰い手がなかったし、自分も窮屈な家庭などへは行きたくない。
そんなこんなで、何とか早く身を固めさせなければと、父親が焦っている事情に眼を付けたのがおりんであった。