谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のおんな』 だから庄造もついその声に絆されて、細目に開けて覗いてみると、行李だの風呂敷包みだのいろいろな荷物が積んである押入の、一番奥の突きあたりにある函の中から首を出して、 「ニャア」 と云っては此方を見ている。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア