「そんなら、エッキス光線かけとくなはれしまへんか。
と、そう云って獣医に笑われたこともあった。
だが庄造にしてみれば、それやこれやも彼女のためを思ってのことで、無慈悲な扱いをした積りではなかったのだが、何と云っても、身の周りから血族を奪ってしまったことは、彼女をへんにうら淋しい、影の薄いものにしたことは否まれなかった。
「そんなら、エッキス光線かけとくなはれしまへんか。
と、そう云って獣医に笑われたこともあった。
だが庄造にしてみれば、それやこれやも彼女のためを思ってのことで、無慈悲な扱いをした積りではなかったのだが、何と云っても、身の周りから血族を奪ってしまったことは、彼女をへんにうら淋しい、影の薄いものにしたことは否まれなかった。