そして、バサリ、バサリ、………と、畳の上に無気味な足音をさせながら、一と通り室内捜索をしてしまうと、もう一遍出入口の襖の前へ戻って来て、前脚をかけて開けようとするので、
「リリーや、お前きょうからわての猫になったんやで。
もう何処へも行ったらあかんねんで。
そして、バサリ、バサリ、………と、畳の上に無気味な足音をさせながら、一と通り室内捜索をしてしまうと、もう一遍出入口の襖の前へ戻って来て、前脚をかけて開けようとするので、
「リリーや、お前きょうからわての猫になったんやで。
もう何処へも行ったらあかんねんで。