そして結局、メリンスの腰紐を三本つないで、リリーの肩から腋の下へ、十文字に襷をかけて、強く緊め過ぎないように、そうかと云ってスッポリ抜けられないように、何度も念を入れて締め直して、背中でしっかり結び玉を作った。
それからその紐のもう一方の端を持って、又ひとしきりうろうろしていたが、とうとう天井から下っている電燈のコードに括り着けると、やっと安心して階下へ降りた。
が、食事の間も気にかかるので、そこそこにして上って来てみると、縛られたまま矢張隅ッこの方へ行って、前よりもなお体をちぢめているではないか。