谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のおんな』 でもほんとうに、よく帰って来てくれたものだ。 よっぽど辛い目に遭ったればこそであろうけれども、矢張私をアカの他人とは思っていない証拠なのだ。 それに私も、今夜に限ってこんな時刻に電燈をつけて、雑誌を読んでいたと云うのは、虫が知らしたせいなのだ。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア