谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のおんな』 そう云って、一瞬間むっとした顔つきで、鼻の孔をふくらましたが、直ぐ又思い返したらしく、あの持ち前の甘えるような口調になって、 「あのなあ、ちょっと三十分ほど、球撞きに行かしてくれへんか。 「そうかてお前、球は撞かんちゅう約束したのんやないか。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア