全く、庄造の身になってみると、ああ云う厳しい足止めをされて、出るにも入るにも干渉を受けたのでは、却って恋いしさを焚き付けられるようなもので、忘れようにも忘れる暇がなかったのであるが、それにもう一つ気になったのは、あれきり塚本から何の報告もないことであった。
あんなに約束しておきながら、どうして何とも云って来てくれないのか。
仕事が忙しいのなら已むを得ないが、ひょっとするとそうでなく、彼に心配させまいとして、何か隠しているのではないか。
全く、庄造の身になってみると、ああ云う厳しい足止めをされて、出るにも入るにも干渉を受けたのでは、却って恋いしさを焚き付けられるようなもので、忘れようにも忘れる暇がなかったのであるが、それにもう一つ気になったのは、あれきり塚本から何の報告もないことであった。
あんなに約束しておきながら、どうして何とも云って来てくれないのか。
仕事が忙しいのなら已むを得ないが、ひょっとするとそうでなく、彼に心配させまいとして、何か隠しているのではないか。