書いたのは一度だけであるが、口では始終藤村をやッつけていて、私など何度聞かされたか知れない。
そういう私も、芥川のように正面切っては書かなかったが、遠廻しにチクリチクリ書いた覚えは数回ある。
作家同士というものは妙に嗅覚が働くもので、藤村も私が嫌っていることを嗅ぎつけており、多少気にしていたように思う。
書いたのは一度だけであるが、口では始終藤村をやッつけていて、私など何度聞かされたか知れない。
そういう私も、芥川のように正面切っては書かなかったが、遠廻しにチクリチクリ書いた覚えは数回ある。
作家同士というものは妙に嗅覚が働くもので、藤村も私が嫌っていることを嗅ぎつけており、多少気にしていたように思う。