谷崎潤一郎 『文壇昔ばなし』 この時の外に樗陰と待合に泊った記憶は一つもない。 原稿を頼みに来る時、樗陰は必ず人力車を飛ばして来、俥を待たせたまま私を玄関に呼び出して、立ち話で用を足すとまた直ぐさっと出て行ってしまう。 めったに上り込んで座敷へ通ることはなかった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア