谷崎潤一郎 『文壇昔ばなし』 滝田君はとうとう肝癪玉を破裂させてしまった。 もう少しで原稿を渡し切るという間際に、今度の作はだめだというような猛烈な悪評を書いた手紙に、渡しただけの原稿を添えて送り返して来た。 始めてそんな目に会ったので、こっちもすっかり肝癪を起してしまった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア