私を激励するつもりも多少あったかも知れないが、「どうも歯痒くて見ていられない、もう君なんぞに用はない」といった悪意も含まれているように聞えた。
こんな工合に、原稿の注文をしないだけでなく、積極的に、進んで喧嘩を売りに来るなんて編輯者は、樗陰の外には見たことがない。
私はしかし、当時スランプに陥っていて、我ながら自分の書くものが気に入らなかったので、樗陰の手紙にもそう腹は立てなかった。
私を激励するつもりも多少あったかも知れないが、「どうも歯痒くて見ていられない、もう君なんぞに用はない」といった悪意も含まれているように聞えた。
こんな工合に、原稿の注文をしないだけでなく、積極的に、進んで喧嘩を売りに来るなんて編輯者は、樗陰の外には見たことがない。
私はしかし、当時スランプに陥っていて、我ながら自分の書くものが気に入らなかったので、樗陰の手紙にもそう腹は立てなかった。