大きいとだけではいい足りないかも知れない。
この桃の枝は雲の上にひろがり、この桃の根は大地の底の黄泉の国にさえ及んでいた。
何でも天地開闢の頃おい、伊弉諾の尊は黄最津平阪に八つの雷を却けるため、桃の実を礫に打ったという、――その神代の桃の実はこの木の枝になっていたのである。
大きいとだけではいい足りないかも知れない。
この桃の枝は雲の上にひろがり、この桃の根は大地の底の黄泉の国にさえ及んでいた。
何でも天地開闢の頃おい、伊弉諾の尊は黄最津平阪に八つの雷を却けるため、桃の実を礫に打ったという、――その神代の桃の実はこの木の枝になっていたのである。