芥川龍之介 『妙な話』 だから、あの赤帽の姿が見当らないと同時に、どの赤帽も皆その男に見える。 そうして千枝子にはわからなくても、あの怪しい赤帽が、絶えずこちらの身のまわりを監視していそうな心もちがする。 こうなるともう鎌倉どころか、そこにいるのさえ何だか気味が悪い。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア