芥川龍之介 『妙な話』 では今笑った赤帽の顔は、今度こそ見覚えが出来たかと云うと、不相変記憶がぼんやりしている。 いくら一生懸命に思い出そうとしても、あいつの頭には赤帽をかぶった、眼鼻のない顔より浮んで来ない。 ――これが千枝子の口から聞いた、二度目の妙な話なのだ。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア