芥川龍之介 『南京の基督』 金花はちよいと椅子をずらせて、西瓜の種を含んだ儘、当惑らしい顔になつた。 客は確に二弗の金では、彼女が体を任せないと云つたやうに思つてゐるらしかつた。 と云つて言葉の通じない彼に、立ち入つた仔細をのみこませる事は、到底出来さうにも思はれなかつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア