しかもその食器が悉、べた一面に青い蓮華や金の鳳凰を描き立てた、立派な皿小鉢ばかりであつた。
彼女の椅子の後には、絳紗の帷を垂れた窓があつて、その又窓の外には川があるのか、静な水の音や櫂の音が、絶えず此処まで聞えて来た。
それがどうも彼女には、幼少の時から見慣れてゐる、秦淮らしい心もちがした。
しかもその食器が悉、べた一面に青い蓮華や金の鳳凰を描き立てた、立派な皿小鉢ばかりであつた。
彼女の椅子の後には、絳紗の帷を垂れた窓があつて、その又窓の外には川があるのか、静な水の音や櫂の音が、絶えず此処まで聞えて来た。
それがどうも彼女には、幼少の時から見慣れてゐる、秦淮らしい心もちがした。