芥川龍之介 『鼠小僧次郎吉』 色の白い、小柄な男は、剳青のある臂を延べて、親分へ猪口を差しながら、 「あの時分の事を考へると、へへ、妙なもので盗つ人せえ、懐しくなつて来やすのさ。 先刻御承知にや違え無えが、あの鼠小僧と云ふ野郎は、心意気が第一嬉しいや。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア