芥川龍之介 『金春会の「隅田川」』 新氏の渡し守は堂堂としてゐる。 ああ云ふ妙に男ぶりの好い、でつぷり肥つた渡し守は古往今来隅田川に舟などを漕いでゐた筈はない。 しかもその堂堂とした渡し守を不調和とも何とも感じないのは丁度歌舞伎の火入りの月を不調和と感じないのも同じことである。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア