芥川龍之介 『着物』 家の中は虫干のやうに階上にも階下にも、いろいろな着物が吊り下げてある。 何か蛇の鱗のやうに光る物があると思つたら、それは戦争の時に使ふ鎖帷子や鎧だつた。 痩せ男はこの着物の中に、傲慢不遜なあぐらを掻くと、恬然と煙草をふかし始めた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア