けれどもこの罌粟と云ふものは草花に属するものであり、古来世間には多いものである。
その又汁も淡薄であるから、熬して膏とすることは出来ない。
故に九幽の主に命じ、無間地獄中に不忠不孝無礼義破廉恥諸罪の魂を選び取つてこの間に録送し、膏血を搾取して地上山陵原隰墳衍の神に転付し、この膏血をして罌粟の花根内に灌ぎ入らしめ、根よりして上は花苞に達せしむれば、則ちその汁も自然に濃郁にして、一たび熬錬を経れば、光色黝然たらん。
けれどもこの罌粟と云ふものは草花に属するものであり、古来世間には多いものである。
その又汁も淡薄であるから、熬して膏とすることは出来ない。
故に九幽の主に命じ、無間地獄中に不忠不孝無礼義破廉恥諸罪の魂を選び取つてこの間に録送し、膏血を搾取して地上山陵原隰墳衍の神に転付し、この膏血をして罌粟の花根内に灌ぎ入らしめ、根よりして上は花苞に達せしむれば、則ちその汁も自然に濃郁にして、一たび熬錬を経れば、光色黝然たらん。