夜が既に更けた後、素戔嗚は鼾をかいてゐたが、須世理姫は独り悄然と、広間の窓に倚りかかりながら、赤い月が音もなく海に沈むのを見守つてゐた。
翌朝素戔嗚は何時もの通り、岩の多い海へ泳ぎに行つた。
すると其処へ葦原醜男が、意外にも彼の後を追つて、勢よく宮の方から下つて来た。
夜が既に更けた後、素戔嗚は鼾をかいてゐたが、須世理姫は独り悄然と、広間の窓に倚りかかりながら、赤い月が音もなく海に沈むのを見守つてゐた。
翌朝素戔嗚は何時もの通り、岩の多い海へ泳ぎに行つた。
すると其処へ葦原醜男が、意外にも彼の後を追つて、勢よく宮の方から下つて来た。