芥川龍之介 『老いたる素戔嗚尊』 と、彼女の寝てゐた所には、昨夕彼が貰つたやうな、領巾がもう一枚落ちてゐた。 その夜素戔嗚は人手を借らず、蜂の室と向ひ合つた、もう一つの室の中に、葦原醜男を抛りこんだ。 室の中は昨日の通り、もう暗黒が拡がつてゐた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア