その内に彼の足もとの大蛇は、徐に山のやうなとぐろを解くと、一際高く鎌首を挙げて、今にも猛然と彼の喉へ噛みつきさうなけはひを示し出した。
この時彼の心の中には、突然光がさしたやうな気がした。
彼は昨夜室の蜂が、彼のまはりへ群がつて来た時、須世理姫に貰つた領巾を振つて、危い命を救ふ事が出来た。
その内に彼の足もとの大蛇は、徐に山のやうなとぐろを解くと、一際高く鎌首を挙げて、今にも猛然と彼の喉へ噛みつきさうなけはひを示し出した。
この時彼の心の中には、突然光がさしたやうな気がした。
彼は昨夜室の蜂が、彼のまはりへ群がつて来た時、須世理姫に貰つた領巾を振つて、危い命を救ふ事が出来た。