芥川龍之介 『老いたる素戔嗚尊』 その日の午後素戔嗚は、更に葦原醜男をつれて、島の西に開いた荒野へ、狐や兎を狩りに行つた。 二人は荒野のはづれにある、小高い大岩の上へ登つた。 荒野は目の及ぶ限り、二人の後から吹下す風に、枯草の波を靡かせてゐた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア