芥川龍之介 『老いたる素戔嗚尊』 二人は荒野のはづれにある、小高い大岩の上へ登つた。 荒野は目の及ぶ限り、二人の後から吹下す風に、枯草の波を靡かせてゐた。 素戔嗚は少時黙然と、さう云ふ景色を見守つた後、弓に矢を番へながら、葦原醜男を振り返つた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア