芥川龍之介 『老いたる素戔嗚尊』 彼の言葉は風と共に、海原の上へ響き渡つた。 この時わが素戔嗚は、大日孁貴と争つた時より、高天原の国を逐はれた時より、高志の大蛇を斬つた時より、ずつと天上の神々に近い、悠々たる威厳に充ち満ちてゐた。 (大正九年) 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア