水の動くのにつれて、揺籃のように軽く体をゆすられるここちよさ。
ことに時刻がおそければおそいほど、渡し船のさびしさとうれしさとがしみじみと身にしみる。
――低い舷の外はすぐに緑色のなめらかな水で、青銅のような鈍い光のある、幅の広い川面は、遠い新大橋にさえぎられるまで、ただ一目に見渡される。
水の動くのにつれて、揺籃のように軽く体をゆすられるここちよさ。
ことに時刻がおそければおそいほど、渡し船のさびしさとうれしさとがしみじみと身にしみる。
――低い舷の外はすぐに緑色のなめらかな水で、青銅のような鈍い光のある、幅の広い川面は、遠い新大橋にさえぎられるまで、ただ一目に見渡される。