「帝釈様の御符を頂いたせいか、今日は熱も下ったしね、この分で行けば癒りそうだから、――美津の叔父さんとか云う人も、やっぱり十二指腸の潰瘍だったけれど、半月ばかりで癒ったと云うしね、そう難病でもなさそうだからね。
慎太郎は今になってさえ、そんな事を頼みにしている母が、浅間しい気がしてならなかった。
「癒りますとも。
「帝釈様の御符を頂いたせいか、今日は熱も下ったしね、この分で行けば癒りそうだから、――美津の叔父さんとか云う人も、やっぱり十二指腸の潰瘍だったけれど、半月ばかりで癒ったと云うしね、そう難病でもなさそうだからね。
慎太郎は今になってさえ、そんな事を頼みにしている母が、浅間しい気がしてならなかった。
「癒りますとも。