すると、幸い門の上の楼へ上る、幅の広い、これも丹を塗った梯子が眼についた。
上なら、人がいたにしても、どうせ死人ばかりである。
下人はそこで、腰にさげた聖柄の太刀が鞘走らないように気をつけながら、藁草履をはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。
すると、幸い門の上の楼へ上る、幅の広い、これも丹を塗った梯子が眼についた。
上なら、人がいたにしても、どうせ死人ばかりである。
下人はそこで、腰にさげた聖柄の太刀が鞘走らないように気をつけながら、藁草履をはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。