芥川龍之介 『羅生門』 すると、幸門の上の樓へ上る、幅の廣い、之も丹を塗つた梯子が眼についた。 上なら、人がゐたにしても、どうせ死人ばかりである。 下人は、そこで腰にさげた聖柄の太刀が鞘走らないやうに氣をつけながら、藁草履をはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア