芥川龍之介 『六の宮の姫君』 棚の厨子はとうの昔、米や青菜に変つてゐた。 今では姫君の袿や袴も身についてゐる外は残らなかつた。 乳母は焚き物に事を欠けば、立ち腐れになつた寝殿へ、板を剥ぎに出かける位だつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア