芥川龍之介 『六の宮の姫君』 男が京へ帰つたのは、丁度九年目の晩秋だつた。 男と常陸の妻の族と、――彼等は京へはひる途中、日がらの悪いのを避ける為に、三四日粟津に滞在した。 それから京へはひる時も、昼の人目に立たないやうに、わざと日の暮を選ぶ事にした。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア