芥川龍之介 『六の宮の姫君』 男は妻の父の屋形へ無事に妻を送りこむが早いか、旅仕度も解かずに六の宮へ行つた。 六の宮へ行つて見ると、昔あつた四足の門も、檜皮葺きの寝殿や対も、悉今はなくなつてゐた。 その中に唯残つてゐるのは、崩れ残りの築土だけだつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア